2022年12月21日
シンガポール入国前、アライバルカード提出が必要
シンガポールに入国する旅行者(シンガポール居住者を含む)は、到着前にSGアライバルカードを提出しなかった場合、入国審査の列に並び直さなければならない場合がある。
移民検問局(ICA)によると、提出はシンガポール到着の3日前までに、ウェブサイトまたはMyICAモバイルアプリで行うことができるという。
SGアライバルカードの提出には、シンガポール居住者は3分以内、外国人は約5~7分かかる とICAは、12月21日(水)に発表した。
9月の外国人旅行者数が8ヵ月連続で増加するなど、観光業が回復の兆しを見せている中、このような注意喚起が行われた。
ICAが入国審査のペーパーレス化を進める中で導入されたのが、オンライン・アライバル・カードである。これまで外国人旅行者がシンガポールのチェックポイントに到着した際に提出を求められていた紙ベースの紙ベースの下船・乗船カードに代わるものである。
旅行者全員に義務付けられているSGアライバルカードの電子健康申告機能は、Covid-19が大流行する中、2020年3月に搭載された。
ICAによると、旅行者は健康状態や旅行歴に変化があった場合、健康申告書を再提出する必要があるとのこと。これは、シンガポールに入国する前に行う必要がある。
ICAは、有料サービスを提供する外部の営利団体やウェブサイトに惑わされないよう、旅行者はMyICAモバイルアプリを使用して到着カードを提出する必要があると述べている。
アプリとICAのウェブサイトでの到着カードの提出は無料であると当局は述べ、旅行者のカード提出を支援する有料サービスを提供する商業団体やウェブサイトを支援・推奨するものではないと付け加えている。
ICAは、MyICAモバイルアプリを利用する旅行者は、自分のプロフィールを作成・保存し、次回以降の旅行に役立てることができる。また、シンガポール在住者は、ICAのデータベースからプロファイルの情報が自動入力される。プロフィールを作成した旅行者は、次回以降の旅行では、旅行の詳細と健康申告を更新するだけでよいと述べている。
シンガポール居住者が陸路で帰国する場合、アライバルカードの提出は免除される。これは、陸路のチェックポイントは交通量が多く、仕事や勉強のために毎日通うことになるためという。
しかし、航空・海上チェックポイントを経由してシンガポールに入国する場合は、到着カードを提出する必要があるとICAはいう。