シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPSIA、「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を受賞

社会

2023年2月16日

SIA、「エアライン・オブ・ザ・イヤー」を受賞

 シンガポール航空(SIA)は、2月14日(火)、第49回エア・トランスポート・ワールド(ATW)航空業界功労賞において、エアライン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
業界誌ATWは、今回の受賞は、Covid-19の大流行中のSIAの迅速かつ決断力のある対応と、国境が再び開放された際に強力な市場再参入を可能にしたことが評価されたものであると述べている。
 
 審査員団は、世界的な旅行規制に対するSIAの対応を高く評価した。これは、パンデミック期間中にどの航空会社よりも多い、224億Sドルの新規流動性を調達した。
審査員は、ATW、航空専門誌『Routes』と『Aviation Week』、航空コンサルタント会社『Centre for Asia Pacific Aviation』の編集者とアナリストで構成されている。
 
 実際、2022年後半、需要を取り込むため、乗客数を迅速に回復させたことで、空席が埋まった割合を示すロードファクターが急上昇した。
 
 2022年12月には、グループ史上最高の旅客負荷率89.7%を記録した。2023年1月、その旅客負荷率は85.9%であった。
 
 ATWからの受賞は、フォーチュン誌がSIAを「世界で最も賞賛される企業50社」の1社に挙げた数週間後に行われた。
 
 SIAは、3,700以上の企業、アナリスト、役員を対象とした独立調査によって決定されたこの名誉あるリストの中で、アジアの航空会社として最高位にランクされている。
 
 毎年開催されるATW賞は、航空業界において卓越した業績、革新性、優れたサービスによって功績を残した個人および団体に贈られるものである。
 
 SIA の ゴー・チューンフォン最高経営責任者(CEO)は、与えられた賞賛は、会社の全員の不屈の精神の証である。同僚たちは、過去数年間、パンデミックの深みにはいりながら、揺るぎない回復力を示し、国際線の旅客輸送が再開されたときには、以前よりも確実に強くなって、献身的に働いてきた。私たちは、これからも乗客の期待を超えることができるように航空業界の新しいスタンダードを作ることに努力していくと述べた。
 
 この賞は、今年の国際航空運送協会の年次総会に合わせて、6月2日にイスタンブールで開催されるガラディナーで受賞者に授与される予定という。
 
 SIAの旅客機は、パンデミック時にほぼ全機が地上待機となったが現在は、パンデミック前の80%のキャパシティを回復している。
 
 2022年9月末までの半期で、売上高は過去最高の84億Sドル、営業利益は過去最高の12億3,000万Sドルを記録した。純利益は9億2,700万Sドルであった。
 
 2022年は、2021年の9倍に当たる2,070万人の乗客を運んだ。

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