シンガポール人材開発省(MOM)の3月6日発表によると、2023年1月の失業率(速報値、季節調節済み)は1.9%となり、前月から0.1ポイント低下した。前月を下回るのは2ヵ月ぶり。22年半ば以降は2%前後の低水準での推移が続いている。
失業率はシンガポール人と永住権(PR)保持者に限ると2.7%、シンガポール人限定では2.8%。共に前月から0.1ポイント下げた。失業者数はシンガポール人とPR保持者が6万4,500人、シンガポール人限定では5万7,300人だった。
全体の失業率は新型コロナの影響が出始めた20年3月に2.5%、6月に2.8%と上昇し、9月は3.5%と04年6月以来の高水準を記録した。その後は低下傾向に転じ、22年の年間平均は2.1%だった。
(提供:亜州ビジネスASEAN)