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出入国システムの入れ替えは25年8月、管理当局統合は24年

 新たな出入国管理システムの導入は25年8月になるもようだ。また出入国管理業務にかかわる省庁統合は24年1月に実現する。サイフディン・ナスシオン内務相が5月24日、議員の質問に文書で回答した。
 
 現行のマレーシア出入国管理システムは20年以上前の導入だ。時代遅れで、将来のニーズに対応できないとされ、システム更新が計画された。
 
 前政権時代にハムザ・ザイヌディン内相(当時)は、24年末までの導入を計画していると表明していた。複数の警備関連機関の情報を統合し人工知能とビッグデータ分析技術を利用してリスクを探知する「リスク評価エンジン」の搭載が目指されている。
 
 サイフディン氏は、システム受注業者に新システム構築の能力がないと判断されれば、政府は業者を変更すると述べた。
 
 出入国管理担当機関の統合は18年からの懸案事項で、入国地点での行政サービスの改善が狙い。
 
 サイフディン氏によると、入国地点では入管、税関、検疫、警備間の調整不足、設備の老朽化、混雑を招きやすい建物の設計など多くの課題がある。
 

(提供:ASIA INFONET.COM