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マラッカ市内中心部での車両通行禁止を試験実施

 マラッカ州政府は8月19日午後6時から深夜12時までの6時間、市中心部のバンダルヒリル周辺への自動車の進入を禁止するテストを実施した。
 
 車両通行禁止区域は、▽ジャラン・イスタナ▽ジャラン・マハカマ▽ジャラン・ゲレジャ▽ロロン・ゲレジャ▽ジャラン・ラクサマナ▽ジャラン・トゥン・カリル・ヤコブ▽ジャラン・ムルデカーーの2.3キロメートル(km)。
 
 観光客や市民からの反応は様々で、車を気にせず歴史的建造物を観光できる素晴らしいアイデアだと称賛する観光客もいれば、周辺の駐車場不足に不満を漏らす観光客もいた。商店も、路上に商品を並べることができると喜ぶ店もあれば、道路閉鎖のために客足が途絶え販売数が激減したと主張する露天商もいた。
 
 バンダルヒリルは、マラッカ・キリスト教会のあるオランダ広場やマラッカ川、ショッピングモールなどの観光スポットが集まる地区で、そこでの車両通行禁止は、アブ・ラウフ州首相が5月に発案した。州政府は、今回のテスト結果にもとづき、市内中心部周辺の交通の流れについて詳細な調査を行う予定だとしており、また、今後も土曜の午後6時から深夜12時までテストを実施する可能性があるとしている。
 

(提供:ASIA INFONET.COM