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保険大手グレートイースタン、隣国の生保を買収

 保険大手のグレートイースタン・ホールディングスは2日、マレーシアの保険2社を買収すると発表した。同国金融大手のAMMBホールディングスと米生命保険大手のメットライフが共同出資する生保会社と家族タカフル(イスラム生保)会社で、全株式を11億2100万リンギ(約350億円)で取得する計画。AMMB傘下の銀行が同国で全国展開する支店の窓口を通じて商品を販売する。
 
 現地子会社2社を通じて、生保のアムメットライフ・インシュランス(AML)と家族タカフルのアムメットライフ・タカフル(AMT)を完全買収する。同日に合意書を交わしており、当局の承認を得た後に正式な売買契約を締結する。銀行窓販では、AMMB傘下のアムバンクとアムバンク・イスラミックが20年間にわたって独占的に商品を取り扱う。
 
 AMLとAMLには現在、AMMBとメットライフが約50%ずつ出資している。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN