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乱気流に見舞われたSQ321便の客室乗務員、シンガポールに帰国

 シンガポール航空(SIA)は、乱気流に見舞われたSQ321便の乗務員全員がシンガポールに戻ったと発表した。
 
 5月27日の最新情報によると、午後4時30分現在、SQ321便に搭乗していた乗客52名がバンコクにおり、そのうち34名が病院に入院している。
 
 その前日には、バンコクの病院で治療を受けているのは乗客40名と乗員1名であると発表されていた。
 
 シンガポール航空は、SQ321便に搭乗していた乗客・乗員と連絡を取り合っており、乗客とスタッフの健康が最優先事項であると述べた。要請があれば、乗客・乗員の家族のバンコクへの飛行機を手配するほか、事件の捜査において当局に全面的に協力しているという。
 
 ロンドンからシンガポールに向かっていたSQ321便は、5月21日にミャンマーのイラワジ川流域上空で突然激しい乱気流に見舞われた。
 
 乗客の1人、73歳の英国人ジェフリー・キッチンさんが心臓発作の疑いで死亡し、数十人が負傷した。
 
 乗客211名と乗員18名を乗せたボーイング777-300ER型機は、パイロットが緊急医療事態を宣言した後、バンコクのスワンナプーム空港に迂回し、午後3時45分(シンガポール時間午後4時45分)に緊急着陸した。
 
 同機は5月26日にバンコクからの出発許可が下り、シンガポールに戻ってきた。
 
 情報を求めている家族や恋人は、SIAのホットライン(+65-6542-3311(シンガポール)、1800-845-313(オーストラリア)、080-0066-8194(英国))に電話することができるという。