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社会

2024年6月18日

イーストコーストパークの一部ビーチ、油流出で閉鎖中;セントーサビーチは遊泳禁止

 パシル・パンジャン・ターミナルでの船舶事故による油流出を受けて、イーストコーストパークの大部分のビーチが閉鎖された。ラブラドール自然保護区の桟橋とロッキーショアも閉鎖されている。
 
 セントーサでは、タンジョン、パラワン、シロソビーチは開放されているが、水泳や水上アクティビティは許可されていない。飲食店、トラック、フィールド、サイクリングパスは引き続き利用可能である。
 
 この油流出は、6月14日にオランダ旗の浚渫船Vox Maximaとシンガポール旗のバンカー船Marine Honourが関与する事故により発生した。潮流の影響で、油はセントーサ、ラブラドール自然保護区、南部諸島、マリーナサウスピア、東海岸パークなどの海岸線に達した。
 
 「船からの油流出は封じ込められており、昨晩以降、新たな漏出はない。損傷したタンクから漏れた油は分散剤で処理されている」と共同声明で発表された。シスターズアイランズ海洋公園内には油膜は見られないが、周辺水域で油膜が確認されている。
 
 海事港湾庁(MPA)の巡視艇が分散剤を散布し、油流出対応業者が油収集用のブームやスキマーを動員した。MPA、港湾運営者PSA、シンガポール救助技術者、Tian San Shipping、T&T Salvageは、海上での封じ込めと清掃作業のために18隻の対応船を派遣した。約1,500mのコンテナブームが配備され、今後数日間でさらに使用される予定という。
 
 ラブラドール自然保護区のベルレイヤークリークとロッキーショアを保護するために、NParksは油吸収ブームを配備した。ウェストコーストパークは影響を受けていないが、マングローブを保護するために油吸収ブームが配置されている。
 
 国土開発大臣のデズモンド・リー氏は6月15日のフェイスブック投稿で、油流出の封じ込めと清掃作業が進行中であり、イーストコーストパークやラブラドール自然保護区の海岸線には近づかないよう呼びかけた。また、油にまみれた動物を見つけた場合は、動物対応センターに連絡するよう促している。
 
 NEAは他のビーチの水質を監視し、MPAは事故の調査を行う。

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