チャンギ空港ウェブサイトの一時停止、CSAが警戒呼びかけ

　6月21日午前4時頃、チャンギ空港のウェブサイトが一時的に停止したが、すぐに復旧した。
 
　チャンギ空港グループ（CAG）は同日夕方に声明を発表し、この障害が空港の運営には影響しなかったと述べた。CAGの情報技術チームが対応し、ウェブサイトを短時間で復旧させたという。
 
　このウェブサイトは、到着および出発便の情報やターミナルの地図を提供しており、約1時間半にわたって利用できなかった。
 
　CAGは障害の原因やデータの損失の有無、またはサイバー攻撃の可能性についてのコメントを控えている。
 
　シンガポールサイバーセキュリティ庁（CSA）は、空港のウェブサイトのサービス停止について認識しており、CAGと協力して調査中であると発表した。CSAは組織に対し、ITネットワークの定期的な監視と不審な活動のチェックを呼びかけている。
 
　また、技術的な支援が必要な場合は、サイバーセキュリティインシデントに対応するCSAシンガポールサイバー緊急対応チームに連絡するよう促した（メールアドレス: singcert@csa.gov.sg）。
 
　今回の一時停止は大きな影響を与えなかったものの、サイバーセキュリティの重要性を再認識させる出来事となった。組織は常に警戒を怠らず、予防措置を講じることが求められている。