ディズニー・アドベンチャー豪華客船、2025年にマリーナベイから出航

　ディズニー・アドベンチャー豪華客船が2025年からマリーナベイクルーズセンターから出航し、3泊と4泊のクルーズを提供する。
 
　ディズニークルーズラインは、6月26日に20万8,000総トンのこの船が約6,700人の乗客と2,500人のクルーを収容することを発表した。船内には、トイ・ストーリー、ベイマックス、モアナ、ファインディング・ニモ、アベンジャーズなど、人気映画やシリーズのキャラクターが登場する7つのテーマエリアが設けられる。
 
　その中でも特に注目すべきは、ディズニー・イマジネーション・ガーデンである。このエリアは、ディズニーの100年にわたる「感動的で勇敢な」冒険からインスピレーションを受けた集いの場として、「ディズニー・アドベンチャーの心の拠り所」として位置づけられている。他には、ベイマックスに触発されたサンフランソキョ・ストリートがあり、家族でインタラクティブなゲームを楽しんだり、ショッピングや映画鑑賞ができる。
 
　クルーズ中には、ディズニーの曲やキャラクターによるステージショー、映画上映、カラオケ、ゲームショーなども楽しめる。子供やティーンエイジャーには専用のスペースやクラブが用意され、大人はプレミアムなダイニング、ラウンジ、スパ体験が提供される。客室は「特別なディズニーのタッチ」で装飾される予定という。
 
　ディズニークルーズラインは、料金については明かしていないものの、船の処女航海や船内体験の詳細は後日発表するとしている。
 
　この豪華客船がシンガポールを母港とすることは、シンガポール観光局（STB）とディズニークルーズラインの5年間のコラボレーションの一環であり、2023年3月にS.イスワラン元貿易関係担当大臣によって発表された。この船は、シンガポールに寄港する最大のクルーズ船であり、ディズニークルーズラインの艦隊でも最大の船となる。
 
　ディズニークルーズラインは現在、カリブ海、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドなどの目的地をカバーする5隻の船を保有しており、ディズニー・アドベンチャーを含む3隻の新しい船も予定されている。
 
　ディズニー・アドベンチャーは、シンガポールを母港とする初のディズニークルーズ船となる。ディズニークルーズラインのアジア地域担当副社長兼地域ゼネラルマネージャーのサラ・フォックス氏は、この地域の消費者はディズニーに強い親近感を持っており、比類なきディズニークルーズラインの休暇を提供できることを嬉しく思うと述べた。