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社会

2024年7月12日

SBSトランジットアプリ、新機能で通勤者がバス停付近のシェアバイクを予約可能に

 通勤者は、SBSトランジット(SBST)アプリを使って、バス停付近に停められているシェアバイクを予約できるようになる。この新機能は、公共交通機関運営会社SBSTと自転車シェアリングプラットフォームAnywheelの提携によるものである。
 
 SBSトランジットアプリでは、バス停近くの駐輪場にあるAnywheel自転車の数を確認でき、最大30分前まで予約が可能となる。ただし、自転車を予約するためには、ユーザーは有効なAnywheelアカウントを持ち、十分なクレジットが必要となる。
 
 SBSTとAnywheelは、7月10日にこの発表を行った。予約した自転車を利用しなかった場合、1分未満の利用または5分以内に利用を終了した場合、1Sドルの予約料金が発生する。
 
 実際の自転車のレンタルはAnywheelアプリで行い、駐輪場にある任意の自転車をスキャンしてレンタルを開始する。標準の自転車の利用料金は、30分ごとに1Sドル加算される。
 
 SBSトランジットアプリでは、2023年3月から近くの駐輪場にある自転車の数を確認できる機能があったが、予約機能は新たに追加された。この新機能は、通勤者がバス停から自宅やオフィスへの「ファーストマイル」および「ラストマイル」の接続を強化するための最新の取り組みである。
 
 2月には、SBSTはカーシェアリング会社Get-Goと提携し、ノースイーストラインとダウンタウンライン沿いの50のMRT駅の徒歩5~10分圏内に400台のシェアカーを配置した。SBSTはこれらのMRT路線とセントラルラインとポンゴールLRT路線も運営している。
 
 以前、SBSTのCEOジェフリー・シムは、地元コミュニティのためのアメニティを提供し、より多くの人々を公共交通機関に引き付けるために、ポンゴールMRT駅で「バイクビレッジ」を開発する計画があると述べた。
 
 シンガポールには2つの自転車シェアリング会社がある。5月には、Anywheelがランドトランスポートオーソリティから自転車の台数を5,000台増やして3万5,000台にする許可を得ており、HelloRideの1万台を大きく上回る。

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