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社会

2024年7月16日

9歳の少年がジュロンポイントモールのエスカレーターで負傷

 7月14日、シンガポールのジュロンポイントショッピングモールで、9歳の少年がエスカレーターに履いていたゴム製の靴が挟まれて負傷し、病院に搬送された。
 
 目撃者によると、この事故は午後7時50分頃に発生し、少年は約40分間エスカレーターに挟まれていた。目撃者はソーシャルメディアのRedditに投稿し、現場には消防士や救急隊員が駆けつけ、多くの通行人が見守っていたと報告している。
 
 シンガポール民間防衛軍(SCDF)の発表によると、救助機器を使用して少年を解放し、その後ナショナル・ユニバーシティ・ホスピタルに搬送した。少年は足を負傷しており、ジュロンポイントを管理するリンク・アセット・マネジメントの広報担当者は、「少年の家族と連絡を取り合い、回復に向けて支援を続ける」と述べた。また、「建築建設局(BCA)およびオーチス・エレベーター社と協力して事故の調査を進めている」とも付け加えた。
 
 モールの訪問者には、特に子供連れの場合、エスカレーターを利用する際の安全対策を徹底するよう呼びかけている。
 
 今年1月にも、ゲイランのシティプラザモールで3歳の男児がエスカレーターに指を挟まれる事故が発生した。2023年1月から10月までの間に報告されたエスカレーター事故は計632件で、そのうち97%は利用者の行動が原因とされている。
 
 BCAによると、大型の荷物やベビーカー、ショッピングカートなどを扱う際の不注意が事故の約17%を占めている。他にも、エスカレーター上での移動や手すりを持たないこと(16%)、利用者の健康状態(12%)、スマートフォンの使用を含む注意散漫(11%)などが主な原因とされている。特に幼い子供たちによる靴や体の一部が挟まれる事故も9%に上っているという。

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