ICAサービスセンター、9月2日から土曜日の営業終了

　移民・関税局（ICA）は、9月2日からサービスセンターの土曜日営業を終了すると発表した。これは、土曜日の来訪者数が減少したことに伴うものである。
 
　7月25日にICAが発表したところによると、パスポートや身分証明書を受け取るために利用される同センターは、月曜日から金曜日の午前8時から午後4時30分まで営業を続けるが、土曜日の営業は終了する。但し祝日は除くという。
 
　ICAは、デジタル化が進んだことで、顧客がICAビルを訪れる必要性が大幅に減少したと述べた。2019年から2023年の間に、土曜日の来訪者数は約50％減少した。
 
　現在では、顧客の約95％がオンラインで申請を行っており、ほとんどの手続きはMyICAモバイルアプリやFileSGウェブサイトなどのデジタルプラットフォームを通じて行われているという。2022年5月以降、出生証明書や死亡証明書がオンラインで取得可能となり、2023年2月からは長期パスもデジタルで取得できる。
 
　パスポートや身分証明書は依然として物理的な受け取りが必要だが、これらは指定されたシンガポールポスト（SingPost）の店舗で受け取ることができる。ICAによると、現在ではパスポートと身分証明書の約70％がこれらの店舗で受け取られているという。
 
　ICAは、「これらの店舗はすべて土曜日に営業しており、一部は日曜日にも営業している」と述べた。
 
　今回の土曜日営業終了は、顧客の利便性とデジタル化の進展に対応するための措置とされている。