高給与の職業、石油トレーダーやテックプロフェッショナルが上位に

　シンガポール港が好調だった2023年、石油およびバンカートレーダーは高い報酬を得た。2023年6月時点で彼らの月間総賃金の中央値は1万4,911Sドルで、これはシンガポール労働省（MOM）が発表した最新の職業別賃金データで最上位となった。
 
　シンガポールのバンカー販売は2023年に記録的な5,180万tに達し、2017年の5,060万tの記録を更新した。
 
　海事監督者も高給与の職業の一つで、全産業で共通する約500の職業の中で19位にランクインした。
 
　技術、金融、メディアに関連する職業も中央値の高い賃金で上位20位に多く含まれている。
 
　2023年7月から12月にかけて行われたMOMの調査では、約4,800の民間企業の雇用主に調査が実施された。この調査には2023年6月時点で中央積立基金（CPF）への拠出を行っている約28万8,700人のフルタイムのシンガポール国民および永住者が含まれている。
 
　情報技術責任者（CIO）、技術責任者（CTO）、およびセキュリティ責任者（CSO）は、中央値の総賃金1万3,840Sドルで2位にランクインした。
 
　これらの賃金データには従業員のCPF拠出金が含まれているが、雇用者のCPF拠出金は含まれていないという。
 
　上位20位には他にも、企業またはソリューションアーキテクト、デジタルフォレンジックスペシャリスト、情報通信技術（ICT）販売・サービス専門家が含まれている。
 
　金融関連の職業で最も高給与だったのは事業評価者であり、中央値の総賃金は1万3,649ドルで4位にランクインした。保険サービスマネージャー、リスク管理マネージャー、金融または投資アドバイザー、金融リスクマネージャー、金融サービスマネージャーも、いずれも1万Sドル以上の中央値総賃金を得ている。
 
　ニュースおよび定期刊行物の編集者は中央値総賃金1万577Sドル、舞台、映画、テレビ、ゲーム、コマーシャル、ビデオ、ラジオのディレクターは1万1,252Sドルを得ている。