イーストコーストパークのナショナルセーリングセンター付近のビーチが、6月14日の油流出事故後の清掃を経て、7月29日に再開された。
再開されたエリアGでは清掃が完了し、カヤックなどの非接触型の水上スポーツが再開できるようになったと、シンガポール国家環境庁(NEA)が7月29日のFacebook投稿で発表した。「ビーチの利用は安全ですが、泳ぐことやウェイクボード、スタンドアップパドルなどの接触型の水上スポーツは控えてほしい」とNEAは述べ、水質の監視を続けることを強調した。「水質が正常に戻り、安定するまで水上活動は完全に再開されません」という。
同じく7月29日のFacebook投稿で、国立公園管理委員会は、イーストコーストパークの他のビーチ部分は引き続き閉鎖されたままであると発表した。
7月22日、NEAはイーストコーストパークのエリアBとEへの訪問が可能になったと発表した。これらのエリアも油流出の清掃作業のために閉鎖されていたが、陸地と海域の大量の油がすでに成功裏に除去されたいう。
6月14日午後2時20分頃、オランダ船籍の浚渫船「Vox Maxima」がシンガポール船籍のバンカー船「Marine Honour」に衝突し、400tの油が流出した。停泊していた「Marine Honour」の損傷した貨物タンクから油が海に漏れ出し、潮流により油がセントーサ、ラブラドール自然保護区、南部諸島、マリーナサウスピア、イーストコーストパークの海岸に流れ着いた。
油はマレーシアの南部海岸にも広がり、ジョホール州のペンゲランの海岸約1kmが影響を受けた。ジョホール州の沿岸町スンガイレンギットやその近くのテルクラムニアのビーチでも油の痕跡が見つかった。7月1日、ジョホール州の健康・環境委員会のリン・ティアン・スーン議長は、これらの場所での清掃作業がほぼ完了したと述べた。同日、ジョホール州の近くの島プラウ・チェ・カマットでも油の痕跡が発見され、清掃作業が開始された。
油流出事故後、ナショナルセーリングセンター付近のイーストコーストパークのビーチが再開
