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ナショナルデーに新技術と2,000名の警察官が群衆の安全を確保

  シンガポールのナショナルデーパレード(NDP)では、新しい技術が導入され、近隣のマリーナベイサンズ(MBS)で群衆を誘導するためのLEDライトを使用した出入口システムが初めて使用される。ウッドランズ警察署のリー・ハン・シェン監督は、花火の終了後に人々が退場する際の混雑を管理するためにこのシステムが導入されたと説明した。
 
 そのほかの新しい取り組みは下記の通りである。
 
 1.誘導出入口システム: MBS周辺の出入口に設置されたLEDライトが、赤または緑の点灯で人々の移動方向を示す。
 
 2.点灯バルーン案内標識: ラッフルズシティ周辺に配置され、最寄りのMRT駅への方向を示す。高さ2.8mのスタンドに取り付けられ、暗い場所でも視認性が高い。
 
 3.強化型モビカム: 静的監視カメラを備えたモビカムは、戦争記念公園などの群衆が集まる場所で使用され、音声および視覚メッセージを放送する。
 
 4.Crowd@MarinaBayライブマップ: リアルタイムで群衆レベルを表示するライブマップは、ユーザーがQRコードをスキャンすることでアクセスできる。
 
 5.LEDバックサイン: シンガポール川沿いに配置され、クラークキーMRT駅やウォー記念公園からシティホールまたはエスプラネードMRT駅への案内を行う。
 
 6.LED滑走路ライト: 夜間の歩行経路の視認性を向上させ、ウォー記念公園周辺に設置される。
 
 安全対策としては、2,000名近くの警察官がパダン周辺に配備され、追加の補助警察官、シンガポール民間防衛軍、シンガポール軍、およびシンガポール保健省(MOH)が支援する。パダンへの全ての入場ポイントでは、持ち物検査、金属探知機、X線装置によるセキュリティチェックが実施される。また、特別イベントゾーンが設定され、特定の禁止物の持ち込みが制限されるという。