AsiaX

Sats、航空貨物量と機内食需要の増加で第1四半期に黒字転換 

 Satsは、第1四半期において、前年同期の2,990万Sドルの純損失から一転し、6,500万Sドルの純利益を計上した。これは、収益が前年同期比15.5%増の14億Sルドルに達したことが主な要因となる。
 
 Satsは、ゲートウェイサービスとフードソリューションの両事業が成長したことを収益増加の要因として挙げている。特に、ゲートウェイサービス部門の収益は、ハイテク製品の輸送量の増加や、eコマース需要の拡大、紅海の危機による海運から航空貨物へのシフトにより、前年同期比12%増の11億Sドルに達した。
 
 一方、フードソリューション部門の収益は、機内食の需要増加に伴い、前年同期比29.3%増の3億1,080万Sドルとなった。
 
 収益の拡大に伴い、Satsは運用効率も向上させ、営業利益率は0.7%から8.2%に改善した。第1四半期の営業利益は1億1,290万Sドルに達した。
 
 今後の四半期においても、Satsはこのポジティブな勢いを維持する見込みである。同社は、「eコマースの加速、港湾混雑と海運の混乱による航空貨物へのシフトが、引き続き航空貨物サービスの需要を支えるだろう」と述べている。
 
 Satsの株価は、ビジネスアップデートが発表される前の8月20日に3.5%(11セント)上昇し、3.22Sドルで取引を終えた。