シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマイクロソフト、シンガポールの公共施設から太陽光エネルギーを購入

社会

2024年8月29日

マイクロソフト、シンガポールの公共施設から太陽光エネルギーを購入

 マイクロソフトは、シンガポールの公共住宅や政府所有の建物に設置された太陽光パネルから生成されるエネルギーを購入することで、気候目標に一歩近づくことを目指している。
 
 この契約により、マイクロソフトはエネルギー開発企業EDPリニューアブルズが所有するSolarNova 8プロジェクトから、電力網に輸出されるエネルギーの100%を購入する。SolarNovaはシンガポール最大の太陽光プロジェクトであり、EDPリニューアブルズは2024年2月に政府主導のこのプログラムの第8フェーズを受注した。
 
 マイクロソフトは2030年までにカーボンネガティブを目指すという野心的な目標を掲げているが、昨年はAIへの投資増加が原因で2020年比で30%の排出量増加を報告するなど、目標達成には課題もある。そのため、同社は気候目標達成に向けた取り組みを強化しているという。
 
 今回の契約に基づき、マイクロソフトは20年間にわたり、SolarNova 8プロジェクトから生成され、電力網に供給されるすべての再生可能エネルギーを購入する。SolarNovaプログラム全体では年間約420ギガワット時の電力を生成し、これはシンガポールの総エネルギー消費量の約5%に相当する。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマイクロソフト、シンガポールの公共施設から太陽光エネルギーを購入