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ターミナル5を含むチャンギ地区の道路改良に5億2,200万Sドルを発注

 シンガポール陸上交通局(LTA)は、チャンギ北部と南部の新開発地域に対応するため、522億4,000万Sドル相当の道路改良工事契約を締結した。この工事には、将来のチャンギ空港ターミナル5(T5)を支える道路整備も含まれている。
 
 9月12日に発表された契約では、地元の建設会社サムウォーが選ばれ、2024年第4四半期に工事が開始される予定という。契約の1つは、チャンギ北部の5.6kmの道路を2車線から4車線に拡幅する内容で、もう1つはチャンギ南部での道路工事で、空港へ接続するチャンギフライオーバーの改修や新しい地下道と橋の建設が含まれている。
 
 この道路整備プロジェクトは、2028年から2034年にかけて段階的に完了する予定で、地域の交通需要の増加に対応するための重要なインフラとなる見込みである。また、これにより産業やビジネス地区の発展が促進されると期待されている。
 
 チャンギ北部では、ローヤン工業団地やチャンギ航空貨物センターなどの施設を支えるために、ローヤン高架橋や新設の道路が2028年までに完成予定という。さらに、新しいMRT駅やサイクリング道路も整備され、2030年までに完了する見通しである。
 
 環境への影響について、LTAは生態系保護のための対策を講じると発表しました。これには、騒音対策や速度制限などが含まれ、影響を最小限に抑える方針という。