運転教習費節約のため、無免許運転を依頼した女性に36日間の禁錮刑とS$800の罰金

　32歳のシンガポール人女性、アン・ジア・フイは、無免許で車を運転し、保険に加入していなかったこと、さらに警察の検問で虚偽の証言をしたとして、36日間の禁錮刑とS$800の罰金を科された。
 
　アンは運転教習費を節約するため、元同僚で恋人でもある62歳の男性、コー・チー・クイから運転を指導してもらっていた。コーもまた36日間の禁錮刑とS$700の罰金を受け、2人とも2年間の運転免許取得禁止処分を受けた。
 
　事件は2023年1月3日の夜、コーがアンを友人宅から車で迎えに行った際に発生した。アンは運転に自信がないとコーに相談し、運転指導を依頼。コーは彼女が無免許であることを知りながら指導を引き受けた。
 
　アンはブーン・レイ・ウェイから初めて車を運転し、複数の道路を経て工業用駐車場まで走行。その後、自宅まで戻る予定だったが、途中で警察の検問を発見し、座席を交換してコーが運転していたと偽ろうとした。しかし、この行為は警察官に目撃され、2人は虚偽の供述をしたが、最終的に事実を認めたという。
 
　2人は無免許運転、保険未加入車両の使用、そして司法妨害の罪で有罪を認めた。