台風ベビンカ接近によりシンガポール発中国行きの11便が影響、上海の空港で全便欠航

　台風ベビンカの接近に伴い、上海の主要2空港で全てのフライトが欠航となり、シンガポール発中国行きの11便が影響を受けた。
 
　チャンギ空港グループ（CAG）によると、影響を受けたフライトは9月15日と16日に予定されていたもので、主に上海と杭州行きの便が対象となっている。影響を受けた便には、チャイナ・イースタン航空のMU898便（杭州行き）、MU6018便、MU568便、MU566便（いずれも上海行き）、エア・チャイナのCA826便（上海行き）、シンガポール航空のSQ836便（上海行き）、スプリング航空の9C8550便（上海行き）などが含まれる。また、ジュノイヤオ航空のHO1606便（上海行き）は、出発が9月16日午前10時55分から午前7時20分に変更された。
 
　9月16日に予定されていた3便、チャイナ・イースタン航空のMU544便、シンガポール航空のSQ826便、スプリング航空の9C8550便はすべてキャンセルされている。
 
　CAGの広報担当者は、影響を受けた航空会社が代替措置について乗客に通知していると述べた。シンガポール航空はウェブサイトで、以下の3便がキャンセルされると発表した：
 
　SQ825便（9月16日午前0時35分発、上海発シンガポール行き）
 
　SQ826便（9月16日午前1時15分発、シンガポール発上海行き）
 
　SQ827便（9月16日午前8時5分発、上海発シンガポール行き）
 
　台風ベビンカは、1949年以来最強の熱帯低気圧として上海に接近しており、交通の混乱を引き起こしている。上海の浦東国際空港と虹橋空港は現地時間9月15日午後8時に全便を欠航とした。また、旅客フェリーの運航が停止され、一部の鉄道路線も9月15日から16日にかけて運休が予定されている。