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シンガポール、総人口600万人を突破

 シンガポールの総人口が2024年6月時点で6.04百万人に達し、前年同月比2%増加した。これにより、シンガポールの人口は初めて600万人を超えた。増加の主な要因は非居住者人口の5%増加で、2023年の1.77百万人から2024年には1.86百万人に拡大した。
 
 非居住者人口の増加は、建設や介護、家事労働などシンガポール市民が敬遠しがちな職種を補うために重要な役割を果たしており、労働力の不足を埋める形で経済成長を支えている。
 
 一方、シンガポール市民の出生数は減少傾向にあり、2023年の出生数は2万8,877人と前年よりも5.1%減少した。さらに、同年の市民婚姻数も2万4,355件で、前年度の2万4,767件を下回ったが、2019年の2万2,165件よりは高い水準を維持している。
 
 また、外国人労働者の急増に伴い、シンガポールの市民人口も増加しており、2024年6月時点で3.64百万人に達した。専門家は、人口増加は社会インフラの整備を必要とする一方、経済成長や労働力の確保に不可欠だと指摘している。
 
 2024年6月時点でシンガポール市民の19.9%が65歳以上となり、10年前の12.4%と比較して急速な高齢化が進んでいることも報告されている。