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社会

2024年9月27日

シンガポールでは、1万7,000人の若者が学校や職業訓練に行っていない

 シンガポールでは、2023年に約1万7,000人の15歳から24歳の若者が、学校、就業、または職業訓練に行っていないことが明らかになった。これは国内の若者の4.1%に相当し、2013年の3.7%から増加している。
 
 この数値は、2020年の世界平均22.4%を大きく下回るものの、依然として懸念材料であると、社会・家庭開発省のエリック・チュア上級政務次官は指摘する。「この1万7,000人の若者は、自分の可能性を十分に発揮できず、社会から孤立するリスクがあります」と述べた。
 
 彼は9月25日、問題を抱える若者の支援を目指す「ユースアウトリーチカンファレンス」でこの問題に言及した。この中には「引きこもり」や路上生活をしている若者も含まれている。引きこもりは、長期間社会から孤立して家に閉じこもる若者を指しいる。
 
 2023年のデータは、労働力調査に基づくもので、職にも教育にも訓練にも従事していない若者(Neet)の現状を示している。カンファレンスには、社会福祉の専門家や教育者、政策立案者ら約300人が参加した。
 
 エリック・チュア氏は、社会福祉機関が一部の若者を社会に再統合する成功例を挙げつつ、さらなる支援が必要だと強調した。

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