ジェットスター・アジア、シンガポールからの低価格路線を拡充へ

　ジェットスター・アジアは、シンガポールでの20周年を迎えるにあたり、低価格でユニークな地域路線を提供するというニッチな役割をさらに強化する計画という。新型コロナウイルスによる厳しい時期を乗り越え、乗客数が回復している中、ジェットスター・アジアのCEOジョン・シメオネ氏は、地域路線の拡充を目指している。
 
　パンデミック前に18機を運用していた同社は、現在11機で8ヵ国の17都市へ運航していますが、2024年末までに13機に増やすという。シメオネ氏は、最終的には再び18機に戻したいと述べつつも、現在の規模が十分な投資収益率を生むのに適しているとしている。
 
　ジェットスター・アジアは、クアラルンプールやバンコク、ジャカルタといった大都市路線に加え、沖縄やクラビ、無錫などの観光地への路線も人気がある。また、2023年以降、約200万枚のチケットを販売し、その3分の2が100ドル以下で提供されている。
 
　シンガポールで約500人を雇用する同社は、安全性と定時運行率で高い評価を受けており、2024年の「アジアのベストLCC」にも選ばれた。