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経済

2024年10月4日

航空貨物拠点拡充のため2つ目の空港物流パークを建設

 シンガポールは、2030年から第2の空港物流パークを建設し、チャンギ空港の航空貨物ハブとしての役割を強化する計画という。これにより、既存のパークの容量を増やし、国際的な物流需要の増加に対応する。
 
 グローバルな製造業者が新たな生産拠点を模索している中、貿易と物流の流れが変わり、シンガポールを通過する貨物量が増加すると見込まれている。新パークは、地域の物流企業がシンガポールに拠点を設置しやすくするための能力を拡大する。
 
 ガン・キムヨン副首相兼貿易産業大臣は、10月3日に行われた「Singapore Supply Chain Connect 2024」でこの計画を発表した。イベントでは、東南アジアにおける成長促進に向けたサプライチェーンの役割が議論された。
 
 新しい物流パークは、既存の施設と同様に自由貿易区のステータスを持ち、税制優遇措置や効率的な管理を提供する予定という。また、チャンギ東部に設けられる産業ゾーンを補完し、チャンギ航空貨物センターと既存の26haの物流パークと連携する。
 
 これにより、チャンギ空港の貨物取扱能力は現在の年間300万tから540万tへと大幅に増加し、シンガポールの航空貨物ハブとしての重要性がさらに高まることが期待される。

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