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自転車利用者が歩行者横断歩道で妨害行為、警察が調査中

 10月10日、シンガポールのSengkang地区で46歳の男性自転車利用者が、公衆迷惑と歩行者横断歩道での不必要な滞在の疑いで調査を受けている。警察によると、事件は同日午後7時頃、Anchorvale CrescentとAnchorvale Streetの交差点で発生し、同地点で車両の進行を妨げたとされている。
 
 私用車の運転手、ケルビン・ネオ氏(58歳)は、乗客を降ろして帰宅途中にこの出来事に遭遇した。ネオ氏によると、彼は横断歩道で2人の歩行者を通過させた後、加速し始めた際に突然自転車が現れ、急いで車を停止させたという。しかし、自転車の男性は車が早めに停止しなかったことに腹を立てていたという。
 
 事件のダッシュカム映像では、自転車利用者がネオ氏に対してジェスチャーを行い、その後自転車を横断歩道の中央に置き、「車が止まらなかった」と主張し、ナンバープレートの写真を撮影する様子が確認された。ネオ氏が「大したことじゃない、なぜ問題を起こすんだ?」と応じる場面も映っている。
 
 その後、通行人やバスの運転手が仲裁に入り、自転車利用者に移動するよう説得したが、彼は応じなかったため、バスの乗客が降車する事態に発展した。事件の影響でSBS Transitのバス路線374が約17分間遅延したが、他のバス路線には影響はなかったとされている。
 
現在、警察が引き続き調査を進めている。