AsiaX

シンガポール上場企業の女性取締役、25%に到達

 シンガポール証券取引所(SGX)に上場する主要100社の取締役会で女性が占める割合が25%を超え、2025年の目標を前倒しで達成したと、2024年上半期のデータを基に女性取締役会(CBD)が発表した。2013年には7.5%だった女性の取締役比率は2024年6月30日時点で25.3%に増加し、この進展について、10月28日の会合でガン・キム・ヨン副首相は「大きな進歩」と評価した。
 
 2019年に掲げられた「2025年までに25%」という目標が達成され、次の目標は「2030年までに30%」とされた。女性取締役の割合は、法定機関で34.2%、公共性の高い機関で31.5%に増加しているが、上場企業全体ではまだ14%程度にとどまっており、さらに多様性向上の取り組みが必要という。
 
 フォーラムでは、シンガポールビジネス連盟の支援のもと、企業が多様な視点を持つ取締役を取り入れる重要性や、危機の中で新たなビジネスを生み出す方法についても議論が行われた。CBDは今後も多様性推進を継続し、シンガポールの企業全体での発展を目指している。