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2024年のデング熱による死者数が昨年の2倍に増加、感染防止が急務

 シンガポール国家環境庁(NEA)の報告によると、2024年におけるデング熱の感染による死者数は15人となり、2023年の6人から倍増した。また、今年の感染者数は現時点で1万2,736件に上り、昨年の9,949件を大幅に上回っている。
 
 7月から9月にかけては、デング熱の感染件数が前期と比較して27.6%減の2,963件となり、同期間に354のデング熱クラスターが確認され、そのうち309が閉鎖された。しかし、蚊の繁殖場所は約4,900ヵ所で、前期からわずかに増加しているという。
 
 NEAは、家庭内ではバケツや植木鉢の受け皿などが蚊の主要な繁殖場所であると指摘しており、公共施設においても駐車場の排水溝や廃棄容器などで繁殖が確認されている。また、10月末の時点で23の活発なデング熱クラスターがあり、そのうち8ヵ所が10件以上の感染が確認された警戒エリアに指定される。
 
 NEAは住民に対し、自宅の暗所に殺虫剤を散布し、虫よけを使用し、長袖長ズボンの着用で予防対策を徹底するよう呼びかけている。