シンガポールのジュニアカレッジ(JC)3校が、2028年1月に新キャンパスをオープンし、高層校舎を採用する予定という。今回移転するのはテマセクJC(TJC)、アンダーソンセラングーンJC(ASRJC)、およびジュロンパイオニアJC(JPJC)で、各校とも12階建ての建物が設置される予定である。これは、2020年に開校したイノイアJC(EJC)の高層校舎に続くものである。
新しいキャンパスは、以前の敷地よりもコンパクトだが、建物の総面積は拡大されており、トラックやフィールドも完備される見込みという。この取り組みは、2019年にシンガポール教育省(MOE)が発表した「JC再生計画」の一環で、土地の有効活用と現代的な学習環境の整備が目的とされている。
各校は、それぞれの施設を工夫して設計されている。例えば、TJCの新キャンパスには、12階建ての管理・授業棟や、室内スポーツホール、観覧席を備えたトラック・フィールドが含まれる。JPJCは、2027年に開通予定のジュロン地域線駅に隣接する利便性も特徴である。
シンガポールのような土地が限られた都市では、高層校舎の建設は避けられないとされ、教育環境の質を維持しつつ、適切な採光や通風、屋外活動スペースの確保が重要となる。