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EV充電ポイントが1万5,300ヵ所超え、2030年までに6万ヵ所目指すシンガポール

 シンガポールは2030年までに電気自動車(EV)充電ポイントを6万ヵ所設置する目標に向けて順調に進んでおり、9月時点で全島で約1万5,300ヵ所の充電スタンドが稼働ある。このうち約7,100ヵ所は一般向けに開放され、残りはコンドミニアムなどの私有地に設置される。
 
 シンガポール陸上交通庁(LTA)が11月4日に発表した最新データによれば、公共用の多くは通常の充電器だが、今後は短時間で充電できる高速充電器も増設される予定という。ウッドランズ・シビックセンターには新しい高速充電器が設置されていて、2025年3月までにさらに8つのHDB(住宅開発庁)商業駐車場にも高速充電器が導入される。
 
 運輸・環境持続可能性担当上級国務相エイミー・コー氏は、長距離運転を行うEVユーザー(タクシーや配達ドライバーなど)が昼間に手軽に充電できる環境整備が重要と述べた。また、LTAが策定した新しいEV充電ガイドラインには、充電完了後に車を動かすなどのマナーが含まれており、今後のEV普及に伴う需要増に対応する狙いがある。