シンガポールの男性が、駐車場に停めていた車を6人の少年に持ち去られ、車のバンパーや内装が損傷する事件が発生した。クリエイティブエージェンシーのアカウントディレクターであるウォン・ウェイ・ロングさん(37)は、キーリモコンの不具合から2年間ほど車を無施錠で放置することが多かった。しかし、10月29日午後11時20分ごろ、セレター・ウェストの駐車場で車が無くなっていることに気付き、通報した。
警察は車を発見し、中にいた6人の少年を逮捕した。逮捕されたのは14歳から16歳の少年5人と13歳の少女で、そのうち16歳の少年は違法な凶器の所持でも取り調べを受けている。車内には指関節ナックルダスターや電子たばこ、充電器、履物、レシートなどが散乱していた。さらに10月29日午前2時12分、ポンゴル中央のSPC給油所で59.52Sドルの給油が行われていたことも判明した。
車は損傷が激しく、バンパーや灰皿、ダッシュカムの接続、チャイルドシートのストラップも破損していた。幸いにも、ウォンさんのカメラやレンズなど貴重品は無事だったが、今回の事件を受け、「二度と車を無施錠にはしない」と反省を口にした。また、「怒りよりも悲しさが込み上げる」と語り、少年たちが更生することを願っていると述べた。