シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール航空、アジア太平洋で定時運航ランキング3位に

社会

2025年1月5日

シンガポール航空、アジア太平洋で定時運航ランキング3位に

 シンガポール航空(SIA)は、2024年のアジア太平洋地域における定時運航率で3位にランクインした。1位は日本航空(JAL)、2位は全日本空輸(ANA)であった。
 
 SIAの定時運航率は78.67%で、前年の78.57%(7位)から順位を上げた。データを発表した航空分析会社Ciriumによると、定時運航とは予定時刻から14分59秒以内に到着または出発することを指す。
 
 JALの定時運航率は80.9%、ANAは80.62%であり、日本の航空会社が引き続き高い定時運航率を記録している。
 
 SIAの順位上昇について、Ciriumの広報責任者マイク・マリク氏は「シンガポール航空は安定した運航基準を維持しており、他の航空会社のパフォーマンス低下が順位向上に寄与した」と述べた。また、SIAの2024年の運航キャンセル率は0.08%と非常に低く、業界平均の1%以上を大きく下回っている。
 
 SIAの広報担当者は、「シンガポール航空は引き続き運航の質を追求し、顧客体験の向上に努める」とコメントした。一方、格安航空会社のJetstar Asiaの定時運航率は72.18%であったが、順位は明らかにされなかった。
 
 Ciriumのグローバルランキングでは、最も定時運航率の高い航空会社はメキシコのフラッグキャリアであるアエロメヒコ(86.7%)であり、シンガポールの航空会社はトップ10にランクインしなかった。
 
 また、空港ランキングでは、リヤドのキング・ハリド国際空港(サウジアラビア)が86.65%で1位を獲得したが、チャンギ空港は74.95%でトップ10に入らなかった。Ciriumの調査では、世界の3500万便を追跡し、600以上のデータソースから情報を収集したという。
 
 Ciriumの年次報告書は、航空会社や空港の運営効率を評価するための貴重な指標となっている。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPシンガポール航空、アジア太平洋で定時運航ランキング3位に