2025年1月9日
ワニがイシュンダム付近に出現、NParksが安全確保のため注意喚起
イシュンダム近くの運河でワニが目撃されたことを受け、国立公園局(NParks)は市民に対し、ワニに遭遇した場合は冷静に対処し、安全な距離を保つよう呼びかけている。
NParksの野生生物管理担当グループディレクター、ハウ・チュン・ベン氏によれば、目撃情報は2024年1月6日に寄せられた。同日にInstagramアカウント@sgfollowsallに投稿された動画には、運河の端近くを泳ぐワニの姿が映されており、近くには人々が散歩したり水辺に座ったりする様子も確認できる。
このワニは主にジョホール海峡に生息するイリエワニ(Crocodylus porosus)である可能性が高いとされる。この種は通常、水中や訪問者が少ない泥地に生息し、魚を主食とするが、哺乳類や鳥、動物の死骸を食べることもある。
NParksは現在、この目撃情報を監視しており、地域周辺に警告看板を設置し、市民に水辺に近づかないよう注意を促している。また、カヤック運営者や関連団体にも水域を避けるよう勧告を行った。
ハウ氏は「ワニに近づいたり、挑発したり、餌を与えたりしないでください」と強調した。2024年7月にも同様にイシュンダム付近でイリエワニが目撃されており、今回の事例が再発防止の重要性を浮き彫りにしている。
ワニに遭遇した場合は、NParksのホットライン1800-476-1600に報告することが推奨されている。