ゲイランのコンドミニアムで少年が母親を脅迫、逮捕される

　1月21日夜、ゲイランのコンドミニアムで少年が母親を鋭利な物で脅したとして、刑事的脅迫の疑いで逮捕された。警察は同日午後8時ごろ、ロロン31ゲイランの住宅ユニットでの家庭内トラブルに関する通報を受けたが、負傷者は報告されておらず、現在捜査が進行中である。
 

現場の状況

　事件が発生した「コージー・ロッジ」近隣に住む70歳のチョン氏は、コンドミニアム3階で騒動が起きているのを目撃したと語った。また、地上には高所からの転落に備えて膨張式の安全マットが設置されており、シンガポール民間防衛隊（SCDF）によるネットも張られていたという。
 
　さらに、少年が警察に連行される様子を目撃したとし、彼は小学校高学年の生徒であるように見えたと述べた。SCDFは、空気マットの設置が予防的措置であったと説明している。
 

緊急車両と救助体制

　事件の際、現場には消防車、警察車両、特殊作戦司令部の戦術車両など複数の緊急車両が集結していた様子が確認されている。災害支援救助隊も待機しており、万一の事態に備えていた。
 

類似の事件

　近年、シンガポールでは家庭内や住宅でのトラブルが原因で警察が出動する事例がいくつか報告されている。2022年10月には、ウッドランズの住宅で33歳の男性が妻と1歳の息子と共に警察を3時間以上拒否し、部屋に立てこもる事件が発生した。また同年3月には、アンモキオで麻薬捜査局の要請に応じなかった兄弟が高齢の母親と共に5時間立てこもり、強制突入の末に逮捕された。
 
　今回の事件の背景や動機については、警察のさらなる捜査が求められている。