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社会

2025年2月21日

バンコク発シンガポール行きジェットスター便、33時間遅延で160人が足止め

2月19日、バンコク発シンガポール行きのジェットスター便(3K514)が「技術的問題」により欠航し、乗客160人がバンコクに足止めされた。当初、スワンナプーム空港を午後9時20分に出発予定であったが、乗客は未明まで空港で待機した後、バンコク市内のホテルへ案内され、2月21日朝の振替便に搭乗することとなった。
 

情報不足に不満の声


 
乗客の一人であるパン氏(32)は、搭乗予定時刻の午後8時40分にゲートで待機していたが、9時20分に「技術的問題」による遅延が発表され、その後も9時35分に同じ説明があったのみで、午前3時まで詳細な案内がなかったと証言する。また、空港での待機中、水や食事の提供もなかったという。深夜になるにつれ、一部の乗客が不満を募らせ、子連れの乗客が騒ぎを起こす場面もあった。
 
午前3時頃、航空会社は乗客をホテルへ案内し、出国手続きを無効化した上で振替便を手配すると発表。しかし、新たな搭乗予定が伝えられるまで数時間を要した。ホテル到着後、当初は午前7時に再集合とされたが、最終的に午前10時に「整備のための対応が必要」との理由で2月21日午前7時5分発の振替便に変更された。遅延は合計33時間以上に及んだ。
 

ジェットスター側の対応と謝罪


 
ジェットスター・アジアの広報担当者は、この大幅な遅延について謝罪し、「必要な部品を輸送する必要があり、当該便の運航を見合わせた」と説明。乗客には宿泊と食事が提供され、代替便への手配も進められたとしている。
 
パン氏を含む多くの乗客は、この遅延により仕事の会議を欠席し、予定に支障が出たと不満を漏らした。また、シンガポールでの乗り継ぎ便を逃した乗客も多くいたという。ジェットスターは「乗客にとって大変な経験となったことを理解しているが、安全が最優先である」と強調した。

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