2025年2月27日
テンガ新興住宅地に初のEV充電器設置、2025年末までに32基稼働予定
シンガポールのテンガ新興住宅地で、初の電気自動車(EV)充電ポイント6基が2月25日に稼働開始した。2025年末までに、同地域の5つの駐車場に30基の長時間充電向け充電器と、プランテーション・プラザに2基の急速充電器が設置される予定である。
シンガポール陸上交通庁(LTA)傘下のEV充電インフラ担当機関によると、商業施設を除くシンガポール全土の公共EV充電ポイントは4,750基に達し、2024年8月時点の3,000基超から増加した。
新設された6基の充電器はブロック112プランテーションクレセントに設置され、7.4kWの出力で1kWhあたり53.2セントの価格設定となっている。例えば、BYD Atto 3(60.5kWhバッテリー)を満充電するには約9時間半を要する。
2025年末までに、ブロック131、218、223、123のHDB駐車場にも充電器が追加設置される。プランテーション・プラザに導入される2基の急速充電器は50kW以上の出力を予定しており、SPモビリティが運営を担当する。
運輸担当上級国務大臣でホンカーノース選出のエイミー・コー氏は、「テンガのEV充電インフラ整備は持続可能な交通手段の推進における重要な一歩」と述べ、エコタウン構想に沿ったEV普及の促進を強調した。
SPグループの持続可能エネルギー部門責任者S・ハルシャ氏も、「EV充電網の整備はテンガの成長と連動しており、EV普及の加速と持続可能な交通環境の実現を目指している」とコメントした。
テンガにおけるEV充電インフラの拡充前は、最寄りの充電ポイントはブキ・バトックやジュロン・イーストなどの近隣地区にあった。
EV所有者であるテンガ住民のサミュエル・オン氏(39)は、導入の遅さを指摘しながらも、プランテーション・プラザの急速充電器の設置には期待を寄せている。
シンガポールのEV乗用車台数は2023年の1万1,941台から2024年には2万6,225台に増加し、2025年1月にはさらに1,029台が登録された。テンガは、持続可能な都市開発を目指すシンガポール初のHDBエコタウンであり、EV充電インフラ整備もその一環である。