中国籍の男、機内での窃盗容疑で逮捕

　3月17日、シンガポール行きの航空機内で窃盗を行った疑いで、51歳の中国籍の男が逮捕された。
 
　初期捜査によると、被害者が席を離れている間に、男が頭上の収納棚から被害者のバッグを取り出す様子を目撃した乗客がいた。男はバッグを自席に持ち帰り、中身を物色した後、被害者の所持品を自分のジャケットに隠したとされる。その後、バッグを元の位置に戻したが、目撃者はすぐに被害者に状況を知らせた。
 
　被害者がバッグの中身を確認したところ、クレジットカード、200Sドル、および100RM（約29.90Sドル）が財布からなくなっていた。
 
　警察は0時20分頃、被害者と目撃者から通報を受けた。二人は乗客用のトランジットエリアで容疑者を発見し、空港警察が現場で逮捕した。男は3月18日に窃盗罪で起訴される見込みで、有罪となれば最長3年の禁錮刑、罰金、またはその両方が科される可能性がある。
 
　警察は3月17日の声明で、機内での盗難防止策として、貴重品や現金は座席に持ち歩き、収納棚に放置しないよう呼びかけた。また、収納棚を開けて他人の荷物を物色しているような不審な行動を見かけた場合、すぐに客室乗務員に通報するよう求めた。
 
　「警察は機内での窃盗行為を決して容認せず、厳正に対処する」との声明を発表し、犯行者の摘発に全力を尽くす方針を示した。