カラオケバー経営者夫妻、カッページプラザで暴行被害か

　シンガポールのカッページプラザで、カラオケバーの経営者とその夫が暴行を受ける事件が発生した。被害者の女性、ン・シウ・チン氏によると、3月25日午前3時頃、4階のエレベーター前で酔った男女4人のグループと遭遇。そのうちの男性1人が夫に耳打ちしようと近づいたが、拒否されたことで激昂し、夫を押しのけたという。
 
　ン氏が仲裁に入った際、彼女自身も殴られたと主張。加害者の2人は同ビル内の店舗関係者だと認識していたという。警察は当該時刻に通報を受け、現場に駆けつけた。33歳の男性と28歳の女性が病院に搬送され、41歳の中国籍の男が公衆迷惑行為と傷害の容疑で逮捕され、捜査に協力中とのこと。
 
　ン氏は「黒いシャツを着た男に髪を引っ張られ、顔を床に叩きつけられた。従業員が助けに入り、ようやく暴行が止まった」と証言。5分近く続いた騒動は、加害者側の上司によりようやく制止されたという。
 
　被害者はCTスキャンとX線検査のため1日入院。顔と脚に打撲、髪も一部引きちぎられた状態だった。夫は腕にアザを負い、息苦しさを訴えたが入院は不要だったという。現在、ビル管理会社に監視カメラ映像の提供を求めているが、まだ返答はない。