機内で財布窃盗、空港で不正使用──インドネシア国籍の男、詐欺と窃盗容疑で起訴へ

　3月16日、シンガポール行きの航空機内で女性乗客の財布を盗み、チャンギ空港の店舗で不正に買い物をしたとして、30歳のインドネシア国籍の男が窃盗および詐欺の容疑で3月27日に起訴される予定である。
 
　警察によれば、被害女性の財布は機内の頭上収納棚に保管されており、デビットカードが含まれていた。到着後、女性は銀行アプリから空港内での不正利用通知を受け取り、午前4時55分頃に警察へ通報した。
 
　空港警察は現場での聞き取りと監視カメラ映像の分析により、通報から1時間以内に容疑者を特定し逮捕した。調べによると、容疑者と被害者は面識があり、同じ収納棚を使用していたという。
 
　空港警察部隊のマラシ警視によれば、「被害者が銀行アプリの通知機能を有効にしていたことで、不正利用に即座に気づき、迅速な対応が可能となった」としている。
 
　容疑者が窃盗および詐欺で有罪となった場合、最高13年の懲役および罰金が科される可能性がある。