2025年4月1日
シンガポール行き機内で乗務員に殺害脅迫、42歳男を起訴へ
シンガポール・チャンギ空港へ向かう航空機内で、客室乗務員に対し殺害をほのめかす脅迫を行ったとして、42歳のインド国籍の男が4月1日に起訴される予定である。
警察の発表によれば、この事件は2月27日午前6時55分頃に発生し、通報を受けた当局が調査を進めていた。男は酒に酔っており、隣の乗客の身体をつかみ、前の座席を強く押すなど他の乗客を困らせる行為を行っていたという。
客室乗務員が事態を収めようとした際、男は男性クルーの手首をつかみ、「殺してやる」と脅迫したとされる。乗務員が「このままでは出発地に引き返す」と警告すると、男はようやく態度を改めた。以降、彼は機内で拘束され、チャンギ空港到着後に空港警察により逮捕された。
男には、暴行罪、殺人の脅迫による刑事的威嚇、ならびに酩酊状態での航空機内秩序違反の3つの罪状が課される。暴行罪は最高3ヵ月の禁錮または最大1,500Sドルの罰金、またはその両方。刑事的威嚇は最大10年の禁錮、罰金、またはその両方が科されうる。機内秩序違反については最大1年の禁錮、2万Sドルの罰金、またはその両方が科される可能性がある。
警察は「身体的な攻撃や言葉による脅迫、乗務員の職務妨害は飛行の安全を脅かす」と警鐘を鳴らし、搭乗者に対し、空の安全規則を守り、責任ある行動をとるよう呼びかけている。