2025年4月3日
Grab、タクシー事業参入。シンガポールで6番目のタクシー会社に
配車サービス大手のGrabが、シンガポール陸上交通庁(LTA)よりストリートヘイル(路上乗車)事業者ライセンスを取得し、国内6番目のタクシー会社として正式にタクシー事業に参入する。ライセンスは子会社GrabCabに付与され、2025年4月9日から10年間有効である。
GrabCabは、3年間の猶予期間内にタクシー車両数を最低800台に拡大する必要がある。LTAは、GrabCabの参入によりドライバーと乗客の選択肢が増え、タクシー供給の向上が期待できるとしている。
GrabCabは、安全基準の順守やドライバーとの非独占的契約、屋根の標識や専用塗装などの識別可能な車体デザインの導入が義務付けられる。さらに、車両はLTAの認可が必要で、車椅子や荷物を収納可能なトランクスペースなどの要件も満たさなければならない。
料金体系も既存のタクシー会社と同様の構成を採用し、明示することが求められる。Grabは、同ライセンス取得によりピーク時や深夜、タクシーのみが利用可能なエリアでの供給力向上を図り、今後の需要増にも対応すると述べた。
なお、Grabは過去にタクシー会社Trans-Cabの買収を試みたが、競争制限の懸念から2024年に断念している。今回の参入により、GrabはComfort、CityCab、Trans-Cab、Strides Premier、Primeに続く6社目のタクシー事業者となる。