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国際

2025年4月4日

シンガポール空軍、ミャンマー地震被災地に9トン超の支援物資を空輸

 シンガポール共和国空軍(RSAF)は4月2日、ミャンマーで発生したマグニチュード7.7の地震を受け、人道支援物資を届けるためC-130輸送機2機を派遣した。地震は3月28日に発生し、建物の倒壊などにより2,800人以上が死亡、数千人が避難を余儀なくされており、死者数は今後さらに増加する見込みである。
 
 シンガポール国防省によれば、2機の輸送機はASEAN災害管理人道支援調整センター(AHAセンター)から提供された支援物資を搭載し、総重量は9トン以上にのぼる。AHAセンターはASEAN諸国、国連および国際機関間の災害対応と緊急支援の連携強化を目的とする政府間組織である。
 
 今回の空輸支援は、域内の連帯と迅速な人道対応の象徴であり、シンガポールがASEAN地域の災害支援に積極的に関与している姿勢を示すものである。また、シンガポール赤十字社は、ミャンマーおよび隣国タイの被災者支援のため、約150万Sドル(約1億6千万円)をすでに集めており、復興支援にも取り組んでいる。
 
 今後も被災地への国際的な支援が必要とされる中、シンガポールは引き続き地域の人道支援に貢献する構えである。

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